米国・欧州女子ツアーの今季メジャー第4戦「アムンディ・エビアン選手権」。3日目を終えて、トップと1打差の通算10アンダー、3位タイにつけたグレース・キムは、最終ラウンドを最終組でティオフした。序盤はボギーが先行したものの、7番パー5でガードバンカーからの第3打を放り込みイーグルを奪取。9番パー5でもバーディを奪い、フロント9を1アンダー「34」、通算11アンダーで折り返した。
続く10番パー4でもバーディを奪ったキムだったが、12番パー4でダブルボギー。トップとの差は3打に開いた。だが、ここからキムは驚異的な粘りを見せる。15番、16番と連続バーディを奪い、首位に2打差で迎えた18番パー5。フェアウェイから放った第2打はピンそば30センチにつけるスーパーショット。これを沈めたキムは通算14アンダーの首位タイでホールアウトし、2人によるプレーオフを戦うこととなった。
18番パー5を使用して行われたプレーオフ1ホール目。キムの第2打は右に曲がって池につかまり、万事休すかと思われた。だが、キムは4打目のアプローチショットを見事チップインさせバーディ。相手もバーディを奪い、勝負は2ホール目へ。するとキムはここでもミラクルを見せる。
ティショットでフェアウェイをキープすると、第2打はピンの右4mにオン。このイーグルパットを決めたキムが激闘を制し、自身初のメジャータイトルを手にした。
この日、プレーオフを含め計3度プレーした18番パー5で、2イーグル・1バーディを奪うなど、土壇場で勝負強さを発揮したキムを、ドライバーをはじめとする『スリクソン ZXi シリーズ』と『クリーブランドゴルフ RTZ ウエッジ』、さらに『スリクソン Z-STAR ♦︎ DIAMOND』がサポートした。
《グレース・キム選手の使用ギア》
■ ボール:スリクソン Z-STAR ♦︎ DIAMOND
■ ドライバー:スリクソン ZXi(9.0°)
■ フェアウェイウッド:スリクソン ZXi(#3)
■ ハイブリッド:スリクソン ZXi(#4)
■ アイアン:スリクソン ZXi5(#5)、スリクソン ZXi7(#6〜PW)
■ ウエッジ:クリーブランドゴルフ RTZ(50°、54°、58°)
■ キャディバッグ:スリクソン GGC-S203L
■ ヘッドウエア:スリクソン
■ グローブ:スリクソン
■ アンブレラ:スリクソン
※契約選手はカスタマイズされたギアを使用していることがあり、販売していない場合があります。
一方、国内女子ツアーの今季第17戦『ミネベアミツミ レディス 北海道新聞カップ』(7月10日~13日)。初日に6アンダー「66」をマークし、首位タイと好スタートを切った内田 ことこ。2日目には初日を上回る7アンダー「65」でラウンドし単独トップに立つと、3日目はパープレーながらも首位の座を守った。
通算13アンダー、2位に2打差をつけてスタートした最終日。内田は1番パー4で第2打をグリーン奥に外したものの、第3打をチップインさせバーディ。幸先のよいスタートを切った。2番パー4はボギーとしたが、続く3番パー5では第3打を1.5mにつけ、そのパットを沈めバウンスバックに成功。6番パー5もバーディとし、2位に3打差をつけて折り返した。
後半に入り、10番をバーディとしたが、続く11番でボギー。さらに12番のバーディの後、14番でボギーと出入りの激しいゴルフとなったが、他の上位陣も思ったようにスコアを伸ばせず、その差は縮まらない。
そして、2位に5打差をつけて迎えた最終18番パー4。フェアウェイから6番アイアンで放った内田の第2打はグリーンセンターにオン。7m近いロングパットが残ったが、内田はこれを一発で沈めてバーディフィニッシュ。その瞬間、地元・北海道のギャラリーからは大きな歓声と拍手が起こった。
最終日の内田は3つスコアを伸ばし、通算16アンダーでホールアウト。2位に6打という大差をつけるとともに、4日間首位を守り通しての完全優勝で、記念すべきツアー初勝利を飾った。
今大会での内田は、持ち前の飛距離を生かしパー5でバーディを量産。また、4日間で計5度のバウンスバックを記録するなど、精神力の強さを見せた。さらに、しぶとくパーを拾う巧みなパットも光った。そんな内田は、ドライバー、フェアウェイウッド、ユーティリティ、アイアンとすべて『スリクソン ZXi シリーズ』を愛用。また、ウエッジは『クリーブランドゴルフ RTZ ウエッジ』、ボールは飛距離重視の『スリクソン Z-STAR XV』をチョイス。それらのギアが、高いパフォーマンスを発揮し内田を支えた。
プロ5年目でついに初優勝を果たした内田。新たな目標に掲げる複数回優勝の達成に大きな期待がかかる。
《内田 ことこプロの使用ギア》
■ ボール:スリクソン Z-STAR XV
■ ドライバー:スリクソン ZXi LS(9.0°)
■ フェアウェイウッド:スリクソン ZXi(#3)
■ ユーティリティ:スリクソン ZXiU(#3、#4)
■ アイアン:スリクソン ZXi5(#5)、スリクソン ZXi7(#6〜PW)
■ ウエッジ:クリーブランドゴルフ RTZ ブラックサテン(50°、54°、58°)
■ キャディバッグ:スリクソン GGC-S203L
■ ヘッドウエア:スリクソン SMH5150X
■ グローブ:スリクソン GGG-S028
■ アンブレラ:スリクソン
※契約選手はカスタマイズされたギアを使用していることがあり、販売していない場合があります。
なお、他のTEAMスリクソンでは、北海道出身で歴代王者の小祝 さくらと、髙久 みなみが7位タイに入賞したほか、ダンロップモニターの17歳のアマチュア、長澤 愛羅(ルネサンス高等学校3年)も同じく7位タイに入り、見事ベストアマチュア賞に輝いた。