開幕予定日前日の16日にコース内でクマが目撃されたことにより、競技が3日間・54ホールに短縮され、無観客で開催された今大会。小祝は、第1ラウンドでボギーフリーの6アンダー「66」をマークし、3位タイの好位置につけた。第2ラウンドでは3つスコアを伸ばしたものの、10位タイに後退。それでも首位とは3打差と、十分逆転が可能な位置で最終ラウンドを迎えた。
最終組の4組前からティオフした小祝は、1番から6番までたびたびバーディチャンスにつけたが、すべてパー。だが、続く7番から9番まで3連続バーディを奪い、トップに1打差に迫る通算12アンダー、2位タイで折り返した。
すると、小祝の10番プレー終了時には、12アンダーに7人が並ぶ大混戦に。続く11番でバーディを奪い、通算13アンダーでついに単独トップに立った小祝だったが、他の上位陣もスコアを伸ばし、順位は目まぐるしく入れ替わった。
小祝は14番パー5でツーオンに成功してバーディを奪い首位に並んだが、続く15番パー4でこの日唯一のボギー。首位に1打差で距離のない16番パー5を迎えると、ここで勝負強さを見せる。
フェアウェイからの第2打はグリーン左奥のファーストカットへ。ピンまでは約10ヤード。58度のウエッジを使い、ピッチ&ランを試みた第3打は、最後は大きくスライスして見事カップイン。圧巻のチップインイーグルで、一気に単独トップに躍り出た。
続く17番、最終18番は、いずれもバーディパットが惜しくも外れてパー。この日6アンダー「66」、通算15アンダーでホールアウトしクラブハウスリーダーとなった。すると、後続の4組のプレーヤーは小祝のスコアを上回ることができず。スタート前の3打差をひっくり返す逆転で、小祝の今季初優勝が決まった。
今大会での小祝は、前週までパーオン率でトップに立っていたアイアンショットが距離感、方向性ともに抜群で、たびたびチャンスにつけた。グリーン上ではタッチが合わず苦心したが、それでも要所要所でバーディを奪った。一方、ボギーは54ホールでわずかに1つと、高い安定感を見せた。そんな小祝のゴルフを、『スリクソン Z-STAR XV』や、ドライバーをはじめとする『スリクソン ZXi シリーズ』が、その高いパフォーマンスで強力にサポートした。
今季の小祝は、前週までに2度の2位を筆頭に、17試合中10試合でトップ10に入賞。直近5試合を見ても4度のトップ10フィニッシュと、ツアー屈指の安定感を誇っていたが、夏本番を迎え、ついに栄冠を手にした。
初優勝を飾った2019年から7年連続で12個の勝利を積み重ねてきた小祝。まだ果たしていないメジャー優勝と今季2勝目に向けて突き進むそのプレーから目が離せない。
《小祝 さくらプロの使用ギア》
■ ボール:スリクソン Z-STAR XV
■ ドライバー:スリクソン ZXi LS(9.0°)
■ ユーティリティ:スリクソン ZXiU(#3、#4)
■ アイアン:スリクソン ZXi7(#5〜PW)
■ ウエッジ:クリーブランドゴルフ(48°、50°、58°)
■ キャディバッグ:スリクソン GGC-S203L
■ ヘッドウエア:スリクソン SMH5153X
■ グローブ:スリクソン GGG-S028
■ アンブレラ:スリクソン
※契約選手はカスタマイズされたギアを使用していることがあり、販売していない場合があります。
なお、小祝の優勝により、『スリクソン Z-STARシリーズ』は、前週の内田 ことこに続く2週連続優勝と今シーズンの国内女子ツアー6勝目を達成。また、他のTEAMスリクソン勢では、トップと2打差の6位タイに都 玲華、3打差の9位タイに菅 楓華がそれぞれ入賞する健闘を見せた。