2019/03/15

XXIOSRIXONCleveland Golf製品情報

アベレージ向けからプロ・上級者用まで豊富にラインアップ 2019年春の新製品紹介《ボール&クラブ編》

2019年春の新製品紹介《ボール&クラブ編》

この春ダンロップから発売される新製品を紹介する本コーナー。2回目の今回は、ゴルフボールとクラブをピックアップ。ヘッドスピードやプレースタイルに合わせて選べば、どれもスコアアップに貢献してくれること間違いナシ!

 スリクソン・ボールの最上級モデル『スリクソン Z-STARシリーズ』が2年ぶりにリニューアル。6代目となる今回のモデルは、ゴルフボールでは世界で初めて高分子材料SeRM®(セルム)を使用しているのが特長。耐久性や耐衝撃性、振動吸収性にすぐれるSeRM®をコーティング材料に配合しスピンがかかりやすくしたことで、飛ばすための構造を強化することに成功しました。

 まず、ウレタンカバー3ピース構造のNEW『スリクソン Z-STAR』は、ミッド層の硬度を上げて反発力を高めるとともに、外剛内柔度を上げてさらなる高打ち出し・低スピンを実現したことで飛距離性能がアップ。また、コーティング材料にSeRM®を配合することで摩擦係数が上がり、同モデルの特性であるソフトな打感、スピン量、スピン安定性のすべてが向上しています。

 一方、飛距離重視のウレタンカバー4ピースボールNEW『スリクソン Z-STAR XV』は、飛びの原動力となるアウターコアを大きくした新2層コアの採用で高反発化を実現。また、SeRM®をコーティング材料に配合することで、高い飛距離性能を維持しつつ、フェースに食いつくソフトな打感とショートゲームでのスピン性能が大幅にアップしました。

新旧のコーティング材料の比較(イメージ図)。SeRM®を配合した新コーティング(右)は70%もソフトになり、粘度が高いことから摩擦係数も14.4%アップ。スピン量が増えるとともに振動吸収性にもすぐれているため、極薄ウレタンカバーとの相乗効果が心地よいソフトなフィーリングを生む。傷つきにくく、汚れにくいのも特長。

カラーは従来と同じくホワイト、プレミアムホワイト、ロイヤルグリーン、プレミアムパッションイエロー、プレミアムパッションオレンジの全5色(写真はNEW スリクソン Z-STAR XV)。

NEW『スリクソン Z-STARシリーズ』は、すでに昨シーズンからは、すでに昨シーズンから国内外の多くのツアープロが愛用中。国内ツアーでは稲森佑貴プロと香妻琴乃プロがこのボールを使い優勝している。

 いま話題の“飛び系アイアン”が、ゼクシオ・ブランドから満を持して『ゼクシオ クロス アイアン』として登場。

 「とにかくアイアンでも飛ばしたい」というゴルファーのために開発された本モデルのロフトは7番で25°と、ゼクシオ テンにくらべ4°、番手にして1.5番手近くストロングロフトになっています。それに加え、既存の飛び系アイアンに関する「たしかに飛ぶが、飛距離や方向性にバラつきがあるからスコアアップにつながらない」「だからコースでは使いにくい」といったゴルファーの悩みを解消するため、直進性も徹底追求。その結果、ゼクシオのクラブならではの“飛ぶ”“曲がらない”“やさしい”という特長を備えたクラブに仕上がっています。

 本モデルはもちろん単品で使ってもよいものの、7本セット(#7~9、PW、AW、DW、SW)での購入がオススメ(#7~9、PWの4本セット販売もあり)。それらをゼクシオ テンのウッドやハイブリッドと組み合わせて使えば、より効果的にスコアアップが図れます。

ゼクシオ史上最も薄く設計されたチタンフェースが反発力を高める上、バックフェースのソールからトウにかけて設けた溝がインパクト時のフェースのたわみを大きくすることで初速が高まり、飛距離アップにつながる。

高い直進性を生むのが独自の重心設計。ソールのトウ側に高比重ウエイトを配置しつつ、フェースとネック部で生じた余剰重量をヘッド全体に最適配分。これによりヘッドがブレにくくなり、芯を外しても左右へのバラつきが少ない。

ソール幅を厚めにすることで重心を低くし、球の上がりやすさを徹底追求。実際、弾道は他社の競合モデルにくらべ高いことがテストで分かっていて、従来のロフト設定でいえばロングアイアンに相当する番手でも、長い距離を正確に、高い球で狙える。

 『ゼクシオ テン アイアン』のラインアップに、いま話題の超軽量シャフト「N.S.PRO ZELOS 7(ゼロス セブン)スチールシャフト」装着モデルが追加。ZELOS 7は、スチールシャフトながらカーボンシャフトのようにしなるのが特長で、重量もN.S.PRO 870GH DST for XXIO スチールシャフトにくらべ、Rシャフトで13グラムも軽い72グラム(装着重量)。超軽量ながら強度もハイレベルで、「やっぱりアイアンはスチールシャフトがいい」というゴルファーに最適です。

従来のスチールにくらべて軽く、振り心地がよいことから、女子プロにも愛用者の多い「N.S.PRO ZELOS 7スチールシャフト」を装着した『ゼクシオ テン アイアン』。ただし、想定ユーザーはドライバーのヘッドスピードが45m/sまでで、それ以上のヘッドスピードのゴルファーには、N.S.PRO 870GH DST for XXIO スチールシャフトを推奨。

 プロ・上級者に根強い人気を誇るフラットバックアイアンが、スリクソン Zシリーズから『スリクソン Z-FORGED アイアン』として新発売。軟鉄の中でもソフトな「S20C」を鍛造することでマイルドな打感を実現。また、ソールはスリクソン Zシリーズで好評の「TOUR V.T. SOLE」を採用することで、プロ・上級者が求める抜けのよさと高い操作性を生み出します。また、従来モデルにくらべスピン性能も向上していて、特にラフからのショットやウエット時にゴルファーをサポート。国内ツアーでは、すでに大堀裕次郎プロや香妻陣一朗プロらが使用しています。

外観があまり難しく見えないよう、曲線を取り入れたバックフェース。“Z-FORGED”の刻印部分に施されたショット加工がアクセントを与えている。

リーディングエッジ、トップラインともに直線的でターゲットに合わせやすい。また、ネックからリーディングエッジにかけてのラインもストレートでクセがなく、プロには「構えやすい」と好評。

溝は全番手で一本ずつ彫刻することで加工精度がアップ。また、#8~PWの3番手は溝の容積はそのままに深くするとともに、溝本数を増やすことでスピン性能を高め、多様なライに対応できるようにした。

 クリーブランドからは、軟鉄鍛造ウエッジ『クリーブランド RTX 4 FORGED ウエッジ』が登場。フェースはRTX 4にくらべひと回り大きい上、トップラインに向かって厚くする「逆テーパーブレード設計」により、ボールが浮きやすい日本特有のライでも安定したアプローチ性能を発揮します。また、重心位置をよりフェースセンター寄りに設計した「第2世代FEEL BALANCING TECHNOLOGY」やフェースに施したミーリング&溝など、RTX 4にも採用されている最新機能を搭載。クリーブランドウエッジ史上最高のスピン性能を誇る「RTX 4」のスピン性能はそのままに、寛容性を高めたモデルとなっています。また、プロ・上級者から要望が多いノーメッキモデルもカスタムで新登場です(アップチャージあり、2019年4月下旬開始予定)。

軟鉄の中でもやわらかい「S20C」を使用したヘッドの打感はとてもソフト。また、ネックはフェースの開閉がしやすいストレートで、操作性が高い。

面積が広めのフェースに、RTX 4と同様の重心設計とミーリング加工などを採用することにより、高いスピン性能を発揮するとともに、上下左右への打点のバラつきに対応。

トレーリングエッジを凹状にして生じた余剰重量をトウ側に配分することで、重心位置はセンター寄りに。その結果、オフセンターショットでも飛距離、方向性のバラつきが少ない。